2008年9月26日金曜日

ムーミン

初めてテレビで放送された時、原作者のトーベ・ヤンソンはムーミンのデザインにクレームをつけたそうです。
そこで、デザインを変えたら、今度は視聴者から「怖い」とクレームがつき、再度デザイン変更。
トーベ・ヤンソンは結局、ムーミンのアニメを認めなかったそうです。
ですが、平成の「楽しいムーミン一家」はトーベ・ヤンソンも認め、フィンランドに逆輸入。
テーマパーク的なムーミン谷ができた。
そんな特集番組を見たことがあります。(FUNTACKさん)


ムーミンの公式サイトで初期の原作のイラストを見ることができます。
鼻でかのゴブリンみたいな印象で、確かに子供には怖いかも...。
結局日本のアニメのカバっぽいデザインに統一されましたけどね。(RERAさん)


ムーミン(1969年版)
カルピスまんが劇場 第2作 のち 世界名作劇場
第18話 「乞食になりたい」が再放送で「金持ちはもうやだ」に変更される
(放送禁死さん)


初代ではなく、二代目で白目の大きなデザインにクレームつけて、三代目は、白目無しにしたところ、キャラクター商品のメーカーがクレームをつけたらしいです。
初代のデザインはしぶしぶ承諾したと、記憶してます。(KATSUさん)


(放送事故、ハプニング)アニメ編 ムーミン

1 件のコメント:

t0mori さんのコメント...

トーベさんがクレーム付けたのはキャラだけじゃないですよ。内容に関してもです。ムーミン谷に車が走っていたり、とても原作としているとは思えないほどの逸脱ぶりでしたから。「ノー・カー、ノー・ファイト、ノー・マネー」と謳っていた原作者としては、許容できなくて当然かと。それでも当時はおおらかな時代だったので、原作者の意向はほとんど無視(輸出しない条件で制作を許されたそうです)で放映までこぎ着けてしまったんでしょう。
今で言えば原作レイプですかね。
それに今の原作の挿し絵が丸くなったのも、アニメ化よりずっと前のことです。すでに小説版が終わって、イギリスの新聞のマンガ連載(トーベさんと弟のラッセさん執筆)に移った後に、アニメ化の企画が持ち上がりました。アニメ版の初期からいる、スティンキーと言うキャラはマンガ版からですので。

初代キャラクターデザイナーの大塚康生さんも、ディズニー辺りからのデフォルメから抜けきれていなかったし、その後、制作が虫プロに移って「怖いムーミン」デザインが一時期採用されるわけですが、これも原作のデザインを消化しきれたものではなかっただけかと。
全般的にカルピス劇場時代のアニメは、原作のデザインをアニメ用に焼き直すことに成功していたとは言えなかったでしょう。